複合繊維とは

複合繊維とは、2種類以上の異なる繊維を人工的に組み合わせ、新たな糸素材に作り上げたものです。
成分の異なる2種類の原液を2つに区切られた紡糸口金から同時に紡糸し、1本の繊維としたものを指します。熱処理の際に、異なる熱収縮率の差を生かし、加工糸などと比べて伸縮性に優れた糸を紡糸します。

複合繊維は、複数のものを複合させることで、複数の特徴を併せ持った繊維をつくることが可能となり、より機能面や性能面で優れた繊維を生み出すことができます。
たとえば、天然繊維の綿と、化学繊維のナイロンをミックスして、1本の糸として成立させます。


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