ポプリンとは

木綿、絹、毛などを用い、横に細いうねを織り出した柔軟で光沢のある平織物です。ワイシャツ、婦人子供服、カーテンなどに用いられます。

ポプリンは、緯(ヨコ)糸の方向に細い畝が見える、手触りの柔らかな平織物です。高級シャツや高級ブラウスなどに使われることが多く、もともとはシルク(絹)とウール(毛)の交織織物でした。しかし、現在はコットン(綿)を使用した織物が広く浸透し、この生地を『コットンポプリン』と呼んでいます。

ポプリンは、ブロードよりも太い20番手の糸を使った高密度な平織り生地です。ヨコ糸に対してタテ糸の密度を上げることで横方向に生まれる畝が特徴です。目が詰まっているので透け感が少なく、天日干し独特の趣深さとポプリンのしっかりとした生地感が楽しめます。
その独特な畝のあるテクスチャと緻密な平織りが特徴的な布生地です。また布表面には素敵な光沢も見られます。

ポプリンは、強い生地で耐久性がありながら、柔らかい肌触りと光沢のある表面で製品として使用すると着心地が良くシワになり難いという点がメリットです。デメリットが生地が薄い為暖かさを逃してしまうので冬の衣料には不向きであるという点です。


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